DDIポケットの feel H" は、 PCM音源による12和音の再生が可能です。 さらに再生用データは、多少の制限はあるものの MIDI 形式のものを変換することで作成する事ができます。
このページは、feelsound で使用するDXM形式と、feelsound の簡単な使い方と、そのための環境の構築についてのページです。
DXM形式についての解説
feelsound では、DXMという、SMF (Standard MIDI File) に似た独自形式のファイルを使用します。 ファイル形式については非公開ですが、解析を行った結果、実用的な範囲で解読できましたのでその解説です。
feelsound の作り方
簡単な手順
1. SMF(Standard MIDI File) Format0 のデータを用意します。 ただし、1-4と10チャンネルのみが有効なので注意が必要です。 このうち10チャンネルは、リズムパートです。
2. DDIポケットのページから feelsound converter をダウンロードして、feelsound形式に変換します。
3. メールに添付して、${USERNAME}@(${SUBDOMAIN}\.)?pdx.ne.jp 宛に送ります。 この時base64でエンコードして送るわけですが、 (他の機種は分かりませんが、少なくとも東芝製の) 端末では添付ファイルの種類を Content-Type というヘッダの name という属性中のファイル名の拡張子で判断します。 しかしメールソフトによっては (例えばMew) 、この属性が付いて無く、ファイル名が Content-Disposition というヘッダの filename という属性にのみ書かれるものがあります。 この場合端末は添付ファイルがfeelsound形式であるという事を認識できません。 したがって規格としてどちらの仕様が正しのかは別問題として、端末に feelsound データを送るためには、 Content-Type に name 属性が付くタイプのメールソフトを使用しなければなりません。 とりあえずEdMax, Netscape Messenger は使用する事ができました。
個人的な作業環境
一応 INTERNET 社の Singer Song Writer というMIDIシーケンサソフトを持っているので、 既存データの編集にはこれを使用しています。
しかし主に行う耳コピでは、マウスでの入力は効率が悪いし、 リアルタイム入力もタイミング合わせが面倒です。 さらに言うとキーボード (楽器です) を置いてある場所まで移動しなければならない (部屋のPCとちょうど反対側に置いてある) というのもあって、 (PCの) キーボードから効率良く入力できる環境を探していました。
そうするとやはり8ビットPCでのBASIC時代に覚えた MML(Music Macro Language) が一番です。 そこで、MML2MID というMMLからSMFを生成するソフトを使用しています。
その他
- MML2MID の ports (FreeBSD)
ソースからコンパイルするといっても全然難しくはないのですが、FreeBSD では Ports Collection というコンパイルを自動化する仕組みがあるので、一応これを作成しました。