不定期日記
2003-07-12 (Sat) [長年日記]
_ [JEF] JEF市原 vs ベガルタ仙台
とりあえずJEFの圧勝でした。といっても、仙台の自滅といった方がよさそうな気はします。中盤底に阿部がいないのは少しつらかったかもしれません。テクニックと運動量を兼ね備えた選手が抜けてしまっているため、どうしても中盤の底でボールが落ち着かない状況ができてしまっていました(去年の阿部なら運動量という点で全然だめだったので、いなくてもそれほど問題は無かったのですが、今年の阿部は全然違います)。
パスが良く回ってたのは、単に仙台のプレッシャーが無かったからだと思いますが、中盤のディフェンスについては、あいかわらず見ごたえがありました。羽生が自分のマークを捨ててボールを持っている相手に飛び込んだと思ったら、その捨てたマーカーに対して出されたパスをカバーした別の選手がインターセプトするなんていうシーンがありました。セレッソ戦のワンツーによる中央突破の印象があまりに強いのですが、本当はこんな中盤でのディフェンスで、高い位置でボールを取れているということが勝ちにつながっているのだと思います。
仙台は、よかったのは本当に佐藤寿人だけでした。集中の切れたJEFディフェンス相手とはいえ、沈黙した仙台サポーターをよみがえらせる突破を見せていました。ただ、あれは決めなければいけないと思いますが。
また、今まで非常に印象の薄かった望月ですが、非常に視野が広いなというのを感じました。360度どこに味方がいるかというのをボールを持つ前から把握しているため、つなぎのパスから決定的なスルーパスまで、ほとんどダイレクトで処理していました。ただし望月が入ったことで右サイドにポジションを変えた羽生がそのあと消えてしまっていたので、もったいないなと思ったりもしました。多分普通のチームであれば、いわゆるトップ下で生きるプレイヤーだと思いますが、今のJEFでうまく生きるポジションがどこなのかよくわかりません。