不定期日記
2012-08-04 (Sat) [長年日記]
_ [サッカー] オリンピック ブラジル vs ホンジュラス@St James' Park, Newcastle
チケットが完売しただけあって、ほぼ満席。 予選リーグでは閉鎖していた2階席もいっぱいだった。
ブラジルは、スローペースな所から、最後の所で急にペースを上げてシュートまで持って行ってしまうことができるチーム。 チャンスの数自体はブラジルの方が多かったものの、先制はホンジュラスだった。 予選リーグの時からだが、ホンジュラスの攻撃は15番の Roger Espinoza から。 今回オーバーエイジ枠で参加していおり、MLSでプレーしているそうだ。 先制点もEspinozaからだった。
その後前半のうちに、ホンジュラスの2番が短時間に続けてイエローカードをもらってしまい退場。 これでホンジュラスは厳しくなった。 ブラジルの攻撃を牽引するのは、左ウィングの11番、弱冠20歳で昨年の南米年間最優秀選手のNeymar。 スピードあるドリブルと深い切り返し、さらに谷澤のようなファールをもらうテクニックでホンジュラスを苦しめた。 この前半の退場シーンでも、2回目のイエローカードの時にファールを受けたのはNeymarだった。 映像を見直すと明らかにファールをもらいに行っているのだが、足が引っかかっているのは確かなのでファールを取られても文句を言えない。 その後ブラジルは、前半のうちにキーパーをサイドに引っ張りだした後のゴール前の混戦からゴールで同点。
ホンジュラスのイメージは、あまりチームとして良さそうには見えないのに、なんだかんだで点を取ってしまうというもの。 実際に日本戦を除けばすべて得点している。 この日も、一人少なくてもう厳しいだろうと思われた後半早々に、右サイドでボールを受けたEspinozaがするすると一人で持ち込んで抜ききらずにシュート。 これが決まって再度勝ち越した。
これで面白くなったかと思ったが、直後にブラジルがPKを決めて同点。 その10分後に勝ち越しゴールも決めて、試合が決まってしまった。 ブラジルNeymarのドリブルで何人か退場者が出るかと思ってみていたが、果たして終了間際にホンジュラスの攻撃を牽引するEspinozaが2枚目のイエローカードで退場。 ただしこれはNeymarではなくチェルシー所属の10番のOscarがもらったファール。 しかも後から見直すとこれは完全にシミュレーション。 スタジアムはブーイングの後にスタンディングオベーションでEspinozaを見送った。
Jリーグの鳴り物+歌という応援スタイルは、南米の影響を受けているようだ。 清水の応援と同じことをブラジルがやっていた。 もちろん、ブラジルが先でそれを清水が真似したということだと思うが、清水の方が完成度は高い。
2012-08-06 (Mon) [長年日記]
_ [サッカー] オリンピック 女子準決勝 日本 vs フランス@Wembley Stadium
ボールを回すことはできていたが、簡単なミスでボールを失うことが多いのはもったいないと感じた。 前半から右サイドハーフの宮間が、運動量で右サイドの広大なスペースをカバーしていたが、このあたりにしわ寄せがくることが心配だった。
実際、後半の失点からPKを取られたあたりの時間帯は、相手ボランチがボールを持っている所にチェックに行けなかったことや、簡単にスライディングをしてしまって置き去りにされることとが気になっていたが、なんとかその後は選手交代を含めて落ち着きを取り戻した。 負けてもおかしくない試合ではあったが、なんとか勝って決勝進出を決めた。
2012-08-09 (Thu) [長年日記]
_ [サッカー] オリンピック 女子決勝 日本 vs アメリカ@Wembley Stadium
開始早々の1点目は完全に崩された。 ペナルティエリア内でゴールライン際まで侵入されてしまうと厳しい上に、そこにチェックに行くことができなかったので、失点は必然と言わざるを得ない。
2点目はスピードに乗ったドリブルからのミドルシュートだったが、どのようにすれば防ぐことができたのかわからない。 強いて言えば、ドリブル開始前にスピードに乗らせないようにするか、カード覚悟でファールで止めるかしか無かったのではないか。
一方で、攻撃の方はすばらしかった。 当初アメリカの堅いディフェンスからゴールを奪うことは難しいように思えたが、いとも簡単にパスワークで崩して見せた。 裏への飛び出しからも何度もチャンスを作った。 ただ、この日はクロスバーに嫌われ続け、得点を奪うことがなかなかできなかった。
これも一度は止められたものの、最終的には押し込んでゴールを奪った。
その後も、ファインセーブで防がれたものの、岩渕がキーパーと一対一になったりとチャンスを量産したが得点には至らず、1-2で敗戦。 銀メダルを獲得することとなった。
どちらも持ち味を出した試合だったと思う。 日本の選手は、止めたり蹴ったりする技術が、他国の選手と比べて非常に優れている。 思わず上手いなあと口をつくプレーが何度もあった。 そして勝つチャンスは十分あった試合でもあった。 しかし、アメリカは間違いなく強く、チャンピオンに価するチームだったと思う。
この日の観客数は、80203人。 女子サッカーのオリンピックレコードだったらしい。 競技のレベル自体も、以前と比べれば著しく向上しているのではないかと思う。 以前ヴェルデイの全盛期に試合を観たときには、男子と比べて落ちるところはあるという印象だったが、今回の日本代表チームにはそのような印象は無い。 世代別代表との違いはあるにしろ、チームとしての完成度は男子の代表より上だと思う。
2012-08-10 (Fri) [長年日記]
_ [サッカー] オリンピック 3位決定戦 日本 vs 韓国 @ Millennium Stadium, Cardiff
前半は韓国は非常にラフに当たりに来ていた。 結局これを怖がってしまったのか、前半の30分になる前あたりに短いパスをつなごうとするのをやめてしまったあたりから、流れが韓国に行ってしまったように感じた。 失点はミス絡みだが、この試合はボールをキープしていてもそこから得点に至る経路を見いだせなかったのが敗因。 全く得点の匂いを感じなかった。 ボール保持率こそ韓国を圧倒しているが、そもそもシュートまで持っていくことができず、シュート数は同数。 完敗と言っていいと思う。
会場の Millennium Stadium は、Walesのラグビー代表のホームスタジアムらしい。 中心駅の目の前という立地、急傾斜な上層の客席とすばらしいスタジアムだった。
2012-08-11 (Sat) [長年日記]
_ [スポーツ] オリンピック ハンドボール女子 3位決定戦 スペイン vs 韓国 @ Basketball Arena, London Olympic Park
前後半60分を終えて同点で迎えた、延長戦前後半10分を戦ってなお同点。 再延長でようやく決着がつくという熱戦だった。 フィールドに出ているのは1チーム7人だが、いつでも何度でも交代できるベンチメンバーを含めた14人が一つのチーム。 勝負を決めたのは、相手ペナルティスローの時だけ出てきて、少なくとも3本を止めたスペインキーパーの活躍だった。
前半は審判がスペインのユニフォームと同じ色のジャージを着ていて、こんな分かりにくいのが許されるのかと思ってみていたが、どうも手違いだったらしく後半からは別の色のジャージだった。
考えてみると、サッカー以外のトップクラスのスポーツ観戦は初めてかもしれない。 得点、ターンオーバーなどの何かイベントがあるたびに音楽が流れるのが不思議だった。 試合前、ハーフタイムにはチアなどのショーが行われた。
会場があるのは、オリンピックパークの中。 もちろんオリンピックスタジアム等の競技施設が中心だが、川が流れていたり、立派な野外ステージがあったり、Park Liveでパブリックビューイングをやっていたりとする。 ストリートライブをやっている人もいた。 芝生に寝転ぶもよし、散歩するもよしということで、丸一日いても楽しめるのではないかと思う。
2012-08-20 (Mon) [長年日記]
_ [音楽][performed] Cable Street Electric Open Mic @ Cable Street Studios, Limehouse
事前にどんなところか分かっていたら、絶対に行かなかったであろう場所でのオープンマイクに出てきた。 パブではなく、生活感の溢れる共同居住スペースと思われる建物の一角にあるフリースペースにて。 夜になったらそこまででも無かったけど、夕方は完全に危ない場所の雰囲気だった。 これが始まってみると、人はいっぱい入っており、珍しく皆が皆音楽に耳を傾けている、なかなかいい雰囲気のオープンマイクだったりするから面白い。
今回は二人で行ったので、歌は任せて自分はピアノの演奏のみ。 ピアノの調律がなっていないのは当然として、一部弦をはじくような音がしたり、黒鍵が一部欠けていたりと、なかなかなピアノだった。 ほぼぶっつけ本番でやった曲は、当然ボロボロ。 派手にやらかした。
2012-08-30 (Thu) [長年日記]
_ [音楽] スタジオライブ@Storm Rehearsal Studios, Holloway Road
間もなく帰国するお知り合いのライブでした。 この後毎週のように通うことになるStormに初めて行ったのがこの日でした。