不定期日記

J2千葉観戦記, ライブの感想を中心とした備忘録

2010-06-06 (Sun) [長年日記]

_ [JEF] ジェフ千葉 vs 愛媛FC

スコアだけ見れば快勝だが、かなり決定機を作られるなどぎりぎりの内容だった。 最終的にはシュート数でも負けている。

とにかく先制点が効いた。 そして前半は攻撃面でもいい形を見ることをできた。 ほとんど2トップのような形で、米倉と巻が前からプレッシャーをかけ、2点目の形のように攻撃時には勇人が飛び出していく。 初先発の太田からは、何本もクロスが入っていい形を作っていた。

後半ジョジマールが入って、ポストプレーからシンプルに裏を使う形になかなか対応できなくなった。 何度も何度も同じ形で裏を取られていたのは、少し集中が欠けていた気がする。

巻は久しぶりの先発だったが、プレッシャーのかけ方、競り合いに加え、裏に飛び出すプレーも見せた。 後半裏に抜け出してキーパーと1対1になった場面は決めて欲しかった。

担架で運ばれる一平 青木良太は今年センターバックで出ているが、後半コーナー付近で突破を見せたのは、サイドバックをやった経験が生きているのだと思う。 2回ほど、倉田がドリブル時にがんばって倒れずにファールをもらったプレーがあったが、ああいうのは是非とも続けてほしい。

車いすの一平 試合内容はそんな感じだったが、今日の主役は一平くん。 まさかキックオフ直前に入れてくるとは思わなかったが、お約束のこけ芸で全部もっていってしまった。 それにしても担架が出てくるのが早かった。


2010-06-10 (Thu) [長年日記]

_ [舞台] 吸血鬼PARCO劇場

一人の女性が薬+アルコールで変死した。 売れない脚本家が、この元恋人の死をネタにして脚本を書こうとしていること、それをもって吸血鬼と言っているのかなと思っていたが、最後のオチで良くわからなくなってしまったところがある。

そうではなく、生きている元彼女を勝手に死んだことにした脚本を書こうとして書ききれなかったのかもしれない。

水崎綾女さんの鼻歌のクオリティ高すぎる。 今回は Fly me to the moon だった。 この選曲は、とあるDVDの発売にあわせたりしたのだろうか?


2010-06-12 (Sat) [長年日記]

_ [JEF] ヴァンフォーレ甲府 vs ジェフ千葉

ともに行こう、J1 甲府のプレスが厳しく、中盤から前でボールを持つとすぐに4人ぐらいに囲まれてしまうような状態だった。 ハーフナー・マイクのポストプレーも驚異だったが、これは2人で挟み込むことで何とか対応していた。 結局ロングボールの蹴り合いのような形でしのいでいたが、ロングボールもことごとくダニエルにはね返され、セカンドボールも拾えない状態。 ジェフに良いところが無いまま2点先行される展開となった。

試合内容としては良いところが無かったが、青木孝太とネットが入った後はごり押しで何とか追いつくことができた。 2位・3位の直接対決で、負けると勝ち点差6となる所だったので、内容はともかく引き分けられたということは大きい。


2010-06-14 (Mon) [長年日記]

_ [サッカー] ワールドカップ 日本 vs カメルーン

中盤の阿部・長谷部の所でボールを奪い、遠藤がうまく時間を使うということができていた。 カメルーンのプレッシャーがそれほどきつくなかったのもあり、両サイドの大久保・松井がキープでき、余裕を持って仕掛けることができていた。 本田が下がってきて0トップになることが、結果的に前線を流動的にしていたと思う。 中澤が高さで競り勝ち、いい読みのカバーリングも見せたし、両サイドバックは突破を許さなかった。 最後の最後では川島が止めてくれた。

決定的なチャンスこそ少なかったが、得点は完全に崩したもの。 松井のピンポイントクロスに大久保が中でつぶれることで、本田が裏で完全にフリーになることができた。

身の程をわきまえた弱者のサッカーとでもいうべきものだったかもしれない。 終盤にラインを上げられなくなり、危ないシーンが何度もあったことは課題であり、前半のサッカーをできる時間をできるだけ長くしなければならない。 しかし、それでもとにかく勝ち点3を取れたということが大きい。


2010-06-25 (Fri) [長年日記]

_ [サッカー] ワールドカップ Denmark vs 日本

得失点差でデンマークを上回り、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるという有利な状況での予選リーグ最終戦。

序盤はデンマークにパスを回されセンターバックの前で起点を作られ、右サイドの裏を使われていた。 しかし日本も修正し、両チーム共に攻め合う展開の中で、早い時間に本田のFKが決まったことが大きかった。

1点目の本田のFKはもちろんすごかったが、2点目の遠藤のFKは蹴る前から入るのではないかという予感があった。 Jで何度もやられている、遠藤の距離だ。 これで、デンマークのプレイには明らかに焦りが見えるようになってきた。

デンマークは試合開始直後のパスを回すサッカーをやめてしまったことが敗因だと思う。 日本がうまく修正したということもあったとは思うが、早々にパワープレイに切り替えたことでかえって日本にとって守りやすくなっていたように思う。

パワープレイに対しては、中澤・トゥーリオのセンターバックコンビが高さで負けなかった。 何度かいいシュートを撃たれることはあったが、川島がほとんど正面で危なげなく止めてくれた。 これは川島のポジショニングが良かったんだと思う。

本田は後半ほとんどディフェンスをしていない。 前からプレッシャーをかけに行って欲しいと思うことはあったが、ボールを持っている時にそれを補って余りある仕事をしていたと思う。 ボールを受けると確実にキープし、時にはドリブル突破も見せた。 ゴール前でも落ちついてプレーし、岡崎の駄目押しゴールのお膳立てもした。 後半いい形で反撃できていたのはこれがあったからこそであり、 最小失点に抑える上でも十二分に貢献していた。

この試合の主審ははっきり言っておかしかった。 始まって10分程度で特に何かをやった訳でもないのに遅延行為でイエローカードを出すなんて考えられない。

また、移籍してもう忘れたつもりだったが、阿部が代表で活躍している姿を見られているのがうれしい。 この3試合のディフェンスを安定させる上で非常に効いていると思う。


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