不定期日記
J2千葉観戦記, ライブの感想を中心とした備忘録
2006-01-06 (Fri) [長年日記]
_ [音楽] PIANO & WOMAN新年会ライブ@四谷天窓.comfort
jelly-fishの歌を聴きながら、ボーカリストの歌と素人のカラオケの違いについて考えた。まず第一は、ボーカリストは自分がある歌い方をした時にどのような声が出るのかということを知っており、その上で曲に応じた的確な音を発することができるということだろう。自分も含めて大部分の人は、自分の歌がどのように聴こえるのかを知らないのではないだろうか。
しかし恐らくそれだけではない。彼女は1音1音をものすごく丁寧に歌っている。あたかも発するすべての音に対して責任を負っているようである。
考えてみれば、何かを人に伝えようとしている以上、例えその一部であろうと無責任であるということは本来ありえない。それは素人のカラオケであろうと同じことである。多少違いがあるとすると、カラオケの目的には、人に聴かせるということに加えて自分が楽しむということが何割か含まれているために、若干の妥協を生じる可能性があるということか。
自分の歌がどのように聴こえるかを知ること、出す音を的確に選択できるようになること、出す音に責任を持つこと。結局この3点がボーカリストであるために最低限必要なものだと思う。
_ jelly-fishはボーカルも然ることながら、ベースラインを意識したギターも好み。また聴きたい。なお、春に(メジャー?)デビューするらしい。
2020|07|