不定期日記
J2千葉観戦記, ライブの感想を中心とした備忘録
2002-03-15 (Fri) [長年日記]
_ [Internet] 6to4.jp
固定 IP アドレスを持っていれば、 6to4 を使うことでかなり快適に IPv6 で接続できるようになりました。 (実験開始当初はバックボーンが細かったものの、すぐに改善されたようです) しかし、自宅の PC はダイアルアップであるため、接続するたびに IP アドレスが異なり、その結果として IPv6 アドレスも接続毎に変わってしまいます。 そこで、
- 固定 IP を持つサーバーから 6to4 に接続
- 自宅 PC からそのサーバーまでトンネルを掘る
という、なんとも敗北感のただよう方法での接続を試してみました。
ここでは、サーバーの IPv4 アドレスを 10.0.0.1 自宅 PC の IPv4 アドレスを 192.168.0.1 であるとします。
_ 2. gif デバイスを作成し、 IPv6 アドレスを割り当てます。
ここでは、サーバー側には 2002:a00:1:1::1 自宅 PC 側には 2002:a00:1:1::2 を割り当てました。
ifconfig gif0 create ifconfig gif0 inet6 2002:a00:1:1::1 2002:a00:1:1::2 prefixlen 128
_ 3. 次に、サーバーから自宅 PC に向けてトンネルを掘ります。
gifconfig gif0 10.0.0.1 192.168.0.1
_ 4. 自宅 PC 側でも gif デバイスを作成し、 IPv6 アドレスを割り当てます。
ifconfig gif0 create ifconfig gif0 inet6 2002:a00:1:1::2 2002:a00:1:1::1 prefixlen 128
_ 5. 自宅 PC からサーバーに向けてトンネルを掘ります。
gifconfig gif0 192.168.0.1 10.0.0.1
_ 6. 自宅 PC の Ethernet カードに IPv6 アドレスを割り当てます。
ここでは、インタフェースは fxp0 、アドレスは 2002:a00:1:2::1 を割り当てました。
ifconfig fxp0 inet6 2002:a00:1:2::1 prefixlen 64
_ 7. Ethernet カード向けに、公告します。また、経路を設定します。
rtadvd fxp0 route add -inet6 default 2002:a00:1:1::1
_ 8. サーバーから、自宅内 LAN への経路を設定します。
route add -inet6 2002:a00:1:2:: -prefixlen 64 2002:a00:1:1::2
途中から試していないことも入っていますが、多分これでネットワーク単位でサーバーの下にぶら下げることができると思います。
これをまともに IP アドレスが変化する環境で実行するのは無理があります。
Freenet6 の Tunnel Setup Protocol Server
が公開されていればいいのですが。
と思ったら、DTPC というものが、そういった役割に使えるっぽいです。
DTCPについてはhttp://jazz-1.trumpet.com.au/ipv6-draft/dtcp-draft-prt-13-may-1999.htmを参照。期間限定だそうですが、Feel6 Farmで実証実験をやっています。
2020|07|