不定期日記
2006-11-02 (Thu) [長年日記]
_ [gmail] メール消失@Gmail
8月に一般公開されて以来、GoogleのウェブメールサービスであるGmailを出先でのチェック用として使用している。 通常のメールと並行して使用しているために気付いたが、この2日ほどの間にGmailに届いたメールのうち何通かが勝手に消失するという事態が発生している。
Gmailにはspamフィルタ機能があり、spamと判定されたメールは「迷惑メール」という印がつけられる。 「迷惑メール」とされたメールは、30日経過すると自動的に削除されるようになっている。 ところが、ここ2日ぐらいのうちに届いた「迷惑メール」が、30日どころか丸一日もたたないうちにすべて削除されているようだ。 それ以前に届いた「迷惑メール」はそのまま残っている。
話は多少ずれるが、Gmailのspamフィルタのアルゴリズムには実は微妙なところがある。 Gmailでは、spamでは無いメールを「迷惑メール」と誤判定することが結構多いのだ。 spamをspamではないと誤判定されるのは普通にメールを読んでいれば気付くのでまだ良い。 しかし、spamでは無いメールをspamと誤判定されてしまうと、結局「迷惑メール」も含めたすべてのメールをチェックしなければならないということになる。 そうなると結局、フィルタとしての役割を果たさないのである。 うちでは大部分のspamをあらかじめbsfilterではじいてからGmailに転送しているので全メールチェックも可能だが、全部まともに届いたらと考えるとめまいがする。
ここで話を戻すが、「迷惑メール」の消失は通常ならあまり問題はない。 しかし、上記の誤判定問題と合わせることで大きな問題となる。 実際、spamではないのに「迷惑メール」と誤判定されたメールが気付いただけでも2通消失している。 Gmailは保存できる容量が事実上無制限に近く、UIもなかなか使いやすいが、補助的な使用に留めておくのが賢明と思われる。