不定期日記
2012-08-09 (Thu) [長年日記]
_ [サッカー] オリンピック 女子決勝 日本 vs アメリカ@Wembley Stadium
開始早々の1点目は完全に崩された。 ペナルティエリア内でゴールライン際まで侵入されてしまうと厳しい上に、そこにチェックに行くことができなかったので、失点は必然と言わざるを得ない。
2点目はスピードに乗ったドリブルからのミドルシュートだったが、どのようにすれば防ぐことができたのかわからない。 強いて言えば、ドリブル開始前にスピードに乗らせないようにするか、カード覚悟でファールで止めるかしか無かったのではないか。
一方で、攻撃の方はすばらしかった。 当初アメリカの堅いディフェンスからゴールを奪うことは難しいように思えたが、いとも簡単にパスワークで崩して見せた。 裏への飛び出しからも何度もチャンスを作った。 ただ、この日はクロスバーに嫌われ続け、得点を奪うことがなかなかできなかった。
これも一度は止められたものの、最終的には押し込んでゴールを奪った。
その後も、ファインセーブで防がれたものの、岩渕がキーパーと一対一になったりとチャンスを量産したが得点には至らず、1-2で敗戦。 銀メダルを獲得することとなった。
どちらも持ち味を出した試合だったと思う。 日本の選手は、止めたり蹴ったりする技術が、他国の選手と比べて非常に優れている。 思わず上手いなあと口をつくプレーが何度もあった。 そして勝つチャンスは十分あった試合でもあった。 しかし、アメリカは間違いなく強く、チャンピオンに価するチームだったと思う。
この日の観客数は、80203人。 女子サッカーのオリンピックレコードだったらしい。 競技のレベル自体も、以前と比べれば著しく向上しているのではないかと思う。 以前ヴェルデイの全盛期に試合を観たときには、男子と比べて落ちるところはあるという印象だったが、今回の日本代表チームにはそのような印象は無い。 世代別代表との違いはあるにしろ、チームとしての完成度は男子の代表より上だと思う。