不定期日記
2009-08-31 (Mon)
_ [旅] ノルウェー旅行 (2) (オスロ市内観光)
ほとんど雨の一日。 市の中心部を離れたビィグドイ (Bygdøy) 地区と、市の中心部を中心に回りました。 オスロパス*1を購入したので、公共交通機関乗り放題、美術館・博物館もほとんど無料です。 月曜休みの美術館・博物館があって入れなかったところがいくつかあったのが残念。 オスロ市庁舎 (Oslo Rådhus; Oslo City Hall) も9/21まで改修中とのことで、入れませんでした。
ショッピングセンターのような所に行くと、どこにいっても最近日本上陸したH&Mがあるほか、日本人から見ると変な名前の店がいくつかありました。 特にインパクトがあったのが、これ。 全く意味が分かりません。
ミネラルウォーターを買ったら炭酸入りでびっくり。 そういえば聞いたことがありました。 炭酸好きでない人は要注意です。
街中を歩いていると、リンゴを丸かじりしている人をよく見ます。 コンビニでも駅の売店でもどこでもちょっと小さめのリンゴが売っています。 ホテルの朝食にも出てきてどうしていいか分からなかったので仕方なくかじったのですが、正しかったようでした。
またなぜかわかりませんが、雨が降っているのに傘をささない人が非常に多いです。 ちょっとした雨だとフードをかぶっているし、本格的な雨だとカッパを着てやはり傘をささないという人が多いです。
交差点は信号があるところもあるけどラウンドアバウト (Roundabout)の所が多い。 長距離走る時はいらいらしてくるかもしれませんが、事故が減りそうだし信号の電気代もいらないし市街部では日本でも採用していいのではないかと思いました。 ロータリー部分が噴水になっていて、かつ噴水中をトラム(路面電車)が通過するというのもあって面白い。
サマータイム実施中ということもあり、夜8時だとまだ明るいというのも不思議でした。
ヴァイキング船博物館 (Vikingskipshuset; Viking Ship Museum - Museum of Cultural History - University of Oslo)
発掘されたヴァイキング時代の船が再現されて展示されています。
大西洋を渡るには小さい船だなと思います。 発掘された物は埋葬用に造った船もあるようなので、あまり大きくないのかもしれません。
ノルウェー海洋博物館 (Norsk Sjøfartsmuseum; Norwegian Maritime Museum)
海洋大国ノルウェーということで、船の科学館並のものを期待して行きました。 歴史があるだけあって船首像、木造船と鋼船との構造の比較など、興味深い展示もありましたが、全体としてはちょっと期待はずれです。
フラム号博物館 (Frammuseet; The Polar Ship Fram)
北極探検用に作られたフラム号の実物がそのまま展示されている博物館。 氷山につぶされないように氷の上に浮き上がる船形という発想が面白いです。
コンチキ号博物館 (Kon-tiki Museet; The Kon-tiki Museum)
筏で太平洋を渡ったコンチキ号と大西洋を渡ったラー2世号。 これも実物が展示されています。 実験とはいえ、こんな物で大洋に出ようというのがすごい。
ノーベル平和センター (Nobels Fredssenter; Nobel Peace Center)
ノーベル平和賞受賞者の展示など。
政治的と批判されることもあるがうんぬんという展示がありましたが、よく知らない立場から見てもそう思うことがあります。 政治的な受賞であろうと結果的に平和につながれば良いのですが、必ずしもその方向に向かっていないものもあるように思います。
ムンク美術館 (Munch-Museet; The Munch Museum)
出光興産がお金を出しているらしく、随所に日本語での表記がありました。 作品自体は、意図的なのか手を抜いているだけなのか紙一重に見えてしまいます。 全体として、ムンクは自分の素を表現せずにはおれない人なんだなと感じました。
絵のことはさっぱり分からないけど、同じテーマで何枚も絵を描いていたり、同じ構図で違うテーマの絵を描いたりとしていて、見比べると面白いです。 たとえば版画版のマドンナには、枠にあたる場所に人(胎児と精子らしい)が描かれているのですが、意図を考えずにはおれません。
*1 オスロパスや公共交通機関のチケットは、使い始め日時を自分でスタンプしなければいけないが、バスの場合は運転席横に機械がある
2010-08-31 (Tue)
_ [旅] 北欧旅行 (3) (Sweden Stockholm)
ヘルシンキから1時間のフライト。 朝わりと早い便を取っていたのですが、前日タリンからの帰りが遅かったこともあってか、目が覚めたらもう飛行機が飛ぶ時刻。 さすがに焦りました。 一応空港まで行ってみたら、100EURで便変更してもらえたので事無きを得ました。
公共交通機関のチケットは、すべて非接触ICカード。 駅のチケットインフォメーションで購入できますが、ここでは現金しか使えません。 Pressbyrn (駅の売店)でも売っており、ここはクレジットカードを使用することができます。
今回、SEKには一切両替をしませんでした。 現金が無いと困るのは、有料公衆便所が使えないことと、露店で買い物ができないぐらい。 実際にはまったく問題ありませんでした。
夕食はカフェでラザニアを食べたのですが、どうも口に合わなかったです。
ガムラスタン (Gamla Stan)
魔女の宅急便でモデルにしたという、古い建物が狭い地域に凝縮されたところ。 一つ一つを見ても、こんな大きな建物をどうやって作ったんだろうと思うようなものばかり。 壮観でした。
ストックホルムの自転車事情
市内は車道と区切られた自転車レーンが多数あり、多くの自転車が走っていました。 無料のポンプもあり。
中には歩道と線を引いてわけただけの場所、対面通行の場所等もあり、最近日本でも作られつつある自転車レーンと大差が無いような気もします。 さすがに交差点に近づくと突然走る場所が無くなるなんてことはありませんが。
これでも機能しているのは、自動車、自転車、歩行者がそれぞれを尊重しあっているというのが日本との大きな違いのように感じました。 歩行者が道路を横断しようとすれば、自動車が止まるのと同様に自転車も止まるし、歩行者も線で区切っているだけの自転者レーンであってもそこを歩くようなことはしない。
日本でも自動者教習所ではそういう風に教えていますが、現実には大きく欠けている所だと思います。